どうする?!災害発生時の「社内待機」 2024年08月26日 どうする?!災害発生時の「社内待機」 大都市圏では、大規模災害の発災時に建物が安全な場合、オフィスでの待機が求められていることをご存じですか? 大規模地震などの災害では、多数の死傷者・避難者が想定されるため、多くの人が一斉に帰宅することにより、応急活動(救命・救助活動、消火活動、緊急輸送活動等)への支障や、群集事故等の2次災害が懸念されています。そのため、国や都道府県等は一斉帰宅の抑制を呼び掛けています。 応急活動を優先・3日間をめどの社内待機 2011年3月に発生した東日本大震災時の帰宅困難者は515万人(内閣府推計)。大きな混乱の生じた教訓から、応急活動に支障をきたさないよう、内閣府は原則3日間をめどに安全な場所へ待機し、応急活動の落ち着きや鉄道・地下鉄の復旧及び折り返し運転などを見込み、おおむね4日目以降をめどの順次帰宅を、帰宅困難者対策ガイドラインの前提としています。■内閣府防災情報大規模地震の発生に伴う帰宅困難者等対策のガイドライン 令和6年7月 内閣府(防災担当)/本ガイドラインの前提 P2 https://www.bousai.go.jp/jishin/kitakukonnan/pdf/kitakukonnan_guideline.pdf加えて東京都では事業所に対し、自社の安全が確保できたら、施設の利用者や帰宅困難者(外出時に被災し行き場を無くしてしまった人)のために、従業員数に対して10%程度余分に備蓄するよう推奨しています。皆さんの職場では、従業員分プラス余分に備蓄していますか? 要配慮者への備えも 東京消防庁の「消防計画作成例(追加版)」には、「一斉帰宅抑制における従業員等のための備蓄(例)」を公開しています。事業所の作成する消防計画のうち、帰宅困難者対策の追加部分になります。 ■東京消防庁ホームページ「消防計画作成例(追加版)」「一斉帰宅抑制における従業員等のための備蓄(例)」/別表1 https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/drs/ss_jirei/shoubou_keikaku01_doc.pdf 備蓄例の中には食料品や飲料水、救急医療薬品類などに加え、要配慮者用の備蓄品も記載されています。 要配慮者とは、高齢者、障がい者、乳幼児、妊婦、遠距離通学の小中学生、外国人など、災害発生時に必要な情報を把握したり1人で避難することが難しい人、避難生活などが困難な人のことで、特に配慮が必要とされています。また、災害発生時の一時滞在施設* には、施設内の受入・女性専用スペース、要配慮者・運営要員専用スペースなど、事業所と滞在エリアを分けて立入禁止エリア(危険箇所や事務室等)の設定も必要になります。このうち、要配慮者スペースは別室の確保が望ましいとされています。* 移動中など屋外で被災した帰宅困難者の待機施設。東京都の場合、都立施設のほか民間事業者の施設もある。 状況に応じて空間を間仕切る「パーティション」 非常時、速やかに空間を間仕切り、プライバシーの確保が可能な「簡易間仕切り壁(パーティション)」は、東京消防庁の備蓄例(別表1)にもリストアップされています。 施設の規模やプライバシーのレベルに応じてレイアウトが可能で、別室のような空間を作ることもできます。非常時を想定して「簡易間仕切り壁(パーティション)」を備えてはいかがでしょうか? 当店で販売中の林製作所「防災用連結パネル」は、自治体や学校に導入実績のある商品です。避難所や一時滞在施設だけでなく、企業や団体などの事業所に備蓄することで、社内待機の従業員に加え、要配慮者、帰宅困難者のプライバシーに配慮した空間を速やかに作ることができます。汚れたら洗って繰り返し使えます。コンパクトに収納できるので、狭い備蓄スペースにもご検討ください。 「防災用連結パネル」 プライバシーのレベルに応じて高さは120・160・190cmの3種類。 カラーは商品により2〜3色(ブルー、ベージュ、グリーン)で、高さ違いの連結も可能です。 ※一部製品のカラーは在庫に限りがあります。 《高さの目安》 120cm・床に座った状態、もしくは寝た状態のレイアウト用に最適。 ・完全に遮蔽するのではなく、立ち上がれば周りが見える高さです。 ・心理的に落ち着かない緊急避難初動時のプライバシー確保に適しています。 ・一般的な小学校の体育館の広さで、約6畳の部屋を21室作れます。 160cm・背伸びをすれば中が見えるレベルの高さ。 ・心理的に落ち着いた状態に適しています。 ・簡易ベッドや机などを設置の場合にも、一定のプライバシーを保てます。 190cm・簡易トイレ、更衣室、授乳室などに最適です。 ・周囲から遮蔽された空間を作ります。 座ると視線を遮れる*画像は120cm 直線の設置も可能 フレームを組み立てて布を被せる マジックテープで留めて完成 ファスナーで簡単・隙間なく連結 くるっとまとめてコンパクトに収納できる \ 9月は「防災月間」・防災パネルが最大15%OFF / 当店では、9月1日の「防災の日」に合わせ9月を「防災月間」として、防災パネルを最大15%OFFのキャンペーンを開催します。(対象商品のみ)ご購入点数に応じた期間限定の割引は、おまとめ買いのチャンスです。大量購入をご検討の場合は別途お見積りをいたしますので、お気軽にお問合せください。 また、新たに購入前に製品を手に取ってお試しいただける「防災用連結パネル 無料貸し出しサービス」も開始いたしますので、お試しください。ぜひこの機会に防災備蓄について、確認や整備を進めてみてはいかがでしょうか? 《参考資料》 ・「オフィスサバイバルBOOK」/東京都中央区 ・消防計画作成例(追加版)/東京消防庁 ・首都直下地震帰宅困難者等対策連絡調整会議 一時滞在施設の確保及び運営のガイドライン/首都直下地震帰宅困難者等対策連絡調整会議 ・大規模地震の発生に伴う 帰宅困難者等対策のガイドライン/令和6年7月 内閣府(防災担当) ・防災情報「災害時における要配慮者」/西宮市 «前 次» スタッフ日記